2023年verウーラの寺院の探索デッキ(リバイアサンクエスト)
みなさ~ん 海のデッカいクリーチャー達は好きですか~?
もちろん大好きだよね~?
モダンフォーマットにおける《ウーラの寺院の探索》デッキ(別名:リバイアサンクエスト)について、ここ最近のカードを加味して紹介されているサイトが少ないように感じました。
なので私の考える2023年仕様のリバイアサンクエストを記事に残そうと思います。(記事投稿時点で発売前のセット:完全なる統一のカードも考慮して書かれています。)
ウーラの寺院の探索デッキとは
その名の通り《ウーラの寺院の探索》の踏み倒し能力を核にしたデッキ。
デッキから極限まで土地を削り、生物の割合を増やし、早急な海産物踏み倒しを狙っていくデッキです。
デッキの構成パーツは(それらのパーツをなるべく生物に寄せた上で)以下の通り。
・土地
・山札の上を操作する呪文
・防御用カード
・寺院のカウンター増加カード
・踏み倒し先の海産物
この図は何年も前から存在したベーシックな青単タイプ
1ターン目にウーラの寺院の探索を設置、
2ターン目に《フェアリーの予見者》《エピティアの賢者》などでデッキトップを操作し、寺院の上に探索カウンターが3つ乗るのを目指します。
上記のカード以外にも、ETBで占術を行える軽量生物は多数存在します。
それらを使い4ターン目から確実に踏み倒しをスタートさせるのが従来の寺院デッキでした。
ただ、私は現代モダンにおいて踏み倒し開始が4ターン目なのは正直遅く、相手にかかる圧が足りないと考えています。
クエスト達成を早める《時計回し》も採用されていましたが、《時計回し》は非生物なので後から引くと寺院のクエスト達成に貢献できず、安定感のないカードでした。
上記の軸をベースに、近年登場した相性の良いカード達を(予算度外視で)加えたリバイアサンクエストがこちら。
◎土地 13枚(《玻璃池のミミック》の裏面を入れると16枚)
4 繁殖池
1 森
1 ハリマーの深み
3 島
4 霧深い雨林
◎クリーチャー 39枚
4 フェアリーの予見者
4 審判官の使い魔
4 花粉光のドルイド
4 腐れ花
3 玻璃池のミミック
2 緻密
2 船砕きの怪物
4 シミックの空呑み
4 嵐潮のリバイアサン
4 墨溜まりのリバイアサン
4 ゴロゾス
◎その他スペル 8枚
4 ウーラの寺院の探索
2 血清の粉末
2 否定の力
〇サイドボード 15枚
3 激浪の形成士
2 厚かましい借り手
2 船団の災い魔
2 忍耐
2 星界の大蛇、コーマ
2 機能不全ダニ
2 呪文滑り
比較
「デッキトップ操作カードの枚数を最低限に抑え、増殖クリーチャーの力で3ターン目にクエスト達成を目指す」
が従来型とのコンセプトの違いになります。
数年前と現代のカードプールの変化について、主な違いは以下の2点。
①低マナで増殖を行えるクリーチャーの増加
②優秀なピッチスペルの登場
まず①について
3度目のラヴニカ再訪、そして最新セット:完全なる統一で増殖持ちの低マナ生物が登場。
彼らは《時計回し》と違い、後から引いても寺院の動きを阻害しない理想的なカウンター増加カードです。
そして②のピッチスペルについて
初代モダンホライゾン&モダンホライゾン2で収録され、モダンのカードパワーを一気に引き上げた面々。
その中でも《緻密》《忍耐》はクリーチャーカードであると同時に、防御にマナを回す余裕がない寺院デッキの隙をカバーしてくれます。
《否定の力》は非生物呪文なので後引きした場合が弱く、あまり頼りたくないカードではあるのですが、寺院デッキにとって致命的な初手ハンデスや置物破壊に対応するため採用。
逆に、《ウーラの寺院の探索》をこれで打ち消された時はスッパリ諦めましょう。
ウーラ寺院道は1ターン目に死ぬか生きるかの世界なのです。
非生物呪文を極力減らし、デッキトップ操作カードに頼らずとも寺院のクエストを進め、その分単体で腐り難いカードを加えたのが2023年の寺院デッキとなります。
踏み倒し先の海産物たち
このデッキの主役、リバイアサンやその他の海産物部族。
クエスト達成時点で最低2枚は手札に確保したいところ。
昔ながらの定番枠
・除去耐性と回避能力を併せ持つ《墨溜まりのリバイアサン》《シミックの空呑み》
・墨溜まりをサーチできる《ゴロゾス》
・1枚で相手を制圧できる可能性を持った《嵐潮のリバイアサン》
に加えてあとはお好みで。
・盤面を押し返すことのできる《船団の災い魔》(土地にファストランドを採用せず《繁殖池》が多い理由の一つはこのカード:)
・近年の海産物の中では相性が比較的よく、除去されなかった際のリターンが大きい《星界の大蛇、コーマ》《船砕きの怪物》
辺りが候補でしょうか。
上記以外の採用候補カード
・予見のスフィンクス
初手にさえ引ければマナを使わずクエスト達成をサポートしてくれます。
4マナを払って唱えることが本デッキでは難しいので、ゲームが始まった後は手札コストくらいしか使えないのがネックか。
下記のカードを採用したシビアな初手が求められるデッキでは優先的に採用してもいいかなと思います。
・時計回し&渇き根
「時計回しは非生物なので安定しない」と上で述べたのですが、同じく1マナでカウンターを増やせるカードが登場し、8枚耐性で臨めるようになりました。これなら話は別かも。
1ターン目に寺院設置→次のアップキープ・デッキトップ公開は生物だったうえで《時計回し》《渇き根》を2連打できれば2ターン目に踏み倒しがスタートできます。理論上は。
元から博打デッキなんだからこのくらいやらねえと面白くねえぜ!って人はぜひ。
・忍者セット
かつて私が「低マナ飛行生物を複数採用するのなら忍術と組む余地があるのでは?」という胡乱な考えのもと、組んでみたはいいが爆死したデッキが寺院&ニンジャ。
・MTGとはドローだ、ドローあるのみ。
・ニンジャのドロー力でピッチスペルのコストを確保することでき、デッキパワーは実際100倍になる
・クエスト達成したはいいけど肝心の海産物が引けない問題もニンジャドローで解決
これらに賛同できる方がいたら私の後を継いでほしい。
最後に
ここまで話してアレですが、採用カードは個々人の趣味で従来型に戻してもよいと思います。
安定性においては青単タイプが勝る面もありますし、何より安い!
リバイアサンクエストは何度もマリガンを乗り越えようやく手にした寺院を、ハンデスや否定の力であっさり弾かれ実質1ターンキルされるのが日常茶飯事。安定性とは程遠いデッキです。
ですが、マイナーデッキだから、安価デッキだからといってせっかく登場した新しいカードに目を向けず、デッキの改善を考えないのが私は嫌だったので本記事を投稿しました。
上記のカード以外にも、採用できそうなカードや組み合わせたら面白そうなコンセプトがあったら教えていただけると嬉しいです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。