すらぼ日記

MTGやポケモンの備忘録です

君たちはどう生きるか 感想

スタジオジブリ最新作、君たちはどう生きるかを見てきました。
ネタバレ有で感想を書いていきます。
当然既に見た方向け。

映画情報の事前公開を徹底的に絞っていた本作。
我々に与えられたのはタイトルと謎の鳥(?)の眼光のみ。

Twitterという、眞人くんが悪意の籠った石を積み上げてしまった世界の住人達の手にかかり、腐るほど流れてくる謎バードパロディ絵に印象を汚染される私。

映画のジャンルすら不明な中で、もはやジブリ映画ではなくTwitter大喜利の延長を観に行く感覚だった私の前に繰り広げらたのは……


よかったジブリだ。
ジブリ映画を見に行ったのに、いかにもジブリなキャラデザの人間が登場して安心するとはこれいかに。

全体の印象としては、寝落ち間際の人間の脳内…夢と空想の入り混じった状態を映画にして120分にまとめたもの。夢なので気を抜くとどんどん世界観が切り替わる。

映画タイトルのせいで2時間全力で説教されるみたいなイメージを抱いていましたが、むしろその逆で宮崎駿監督の趣味全振りって感じ。

紅の豚千と千尋の神隠しハウルの動く城で味付けしたみたいな…趣味といっても紅の豚みたいなハードボイルドや機械趣味ではなく、母親ラブの方なんですが。

宮崎駿監督が母親の少女時代を見てみたいと発言したことがある」と又聞きで聞いたことがあるんですけど、これ本当なんですかね?
本当だったとしたら、それを映画に詰め込んだのが本作だと思う。